ジャンル・エリア : 富山 | 展示 2018年08月27日
持統天皇を主人公にした漫画「天上の虹」で知られる漫画家の里中満智子さん(70)の直筆原稿などを展示する企画展「里中満智子『愛』のテーゼ」が富山市舟橋南町の高志の国文学館で開かれている。10月8日まで。
デビュー作の「ピアの肖像」や「天上の虹」、最新作の「言霊の人・大伴家持」など歴代作品の直筆原稿やネームなど約300点が並ぶ。初展示となる小学4年生の夏休みに制作した紙芝居やデビュー前に書いた未完成作品もあり、幼少期から現在までの作風や描写の変遷を知ることができる。同館初の試みとして、展示室内の展示品は全て撮影できるようにした。
開会式であいさつした里中さんは「プロになって54年。その歩みをまとめてもらい感謝している。写真をどんどん撮ってみんなと分かち合ってもらいたい」と話した。
観覧料は大人500円、大学生250円。高校生以下無料。火曜休館。9月12日から一部の展示作品を入れ替える。
(酒井翔平)