ジャンル・エリア : まつり | イベント | グルメ | 歴史 | 甲信越 2018年08月30日
塩尻市宗賀の平出遺跡公園で9月2日午前10時から、古代の生活に触れるイベント「ひらいで遺跡まつり」(同まつり実行委、市、市教委主催)が開かれる。火おこしや勾玉(まがたま)作り体験などができるほか、市内の親子らが公園内に造った「縄文風の小屋」の公開もある。
同公園には縄文、古墳、平安時代の復元住居やガイダンス棟があり、面積は約5.6ヘクタール。まつりは、平出遺跡への関心を高めてもらおうと毎年開き、15回目。
体験広場では、木の道具を使って火をおこしたり、滑石を糸のこや紙やすりで成形して勾玉を作ったりする。土に返る素材の風船に参加者のメッセージを付けて飛ばす催しもある。
学び広場では、公園内に設置したチェックポイントを巡ってクイズに答える「古代クイズラリー」、公園の周辺を歩いて地域の歴史を学ぶ「ひらいでの里ウオーク」などが行われる。
小屋建設は、市立平出博物館などが主催する体験講座「チャレンジ子どもミュージアム」の一つのチャレンジ項目として取り組み、24日に完成した。高さ3メートル、幅6メートルで、ドングリなどの木で骨組みを作り、カヤを張って棒とひもで固定した。当日は内部に入ることができる。
他に、地元野菜を使った「平安汁」のサービス(午前11時半から)や山賊焼きの販売などもある。
同博物館の指導員は「さまざまな体験を通して、平出遺跡の歴史を感じてほしい」と多くの参加を呼びかけている。(問)市立平出博物館=0263(52)1022
(一ノ瀬千広)