ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 | 芸術 2018年09月26日
人生経験豊富な75歳以上の高齢者をモデルにした公募写真展「寿齢讃歌(さんか)-人生のマエストロ」(中日新聞社など後援)が、茅野市美術館で開かれている。30日まで。入場無料。
全国各地の写真愛好家ら93人から応募があった。モデルの最高齢は104歳の女性で、95歳で覚えたマージャンを生き生きとした表情で楽しむ様子をとらえた。撮影者の中で最年少の男児(10)は、曽祖母に寄り添い「自撮り棒」を使って撮影した仲良しぶりが伝わる写真を出品した。
今年は、関連企画として諏訪地域の子どもたちに向けても作品を募集。会場には小学生と園児8人が撮影したモノクロ写真も展示した。
同美術館の学芸員は「被写体は両親、先輩、たまたま出会った人などさまざまだが、撮影者との距離や物語を感じることができる。気持ちが温かくなる作品が多い」と話し、来場を呼び掛けている。
(中沢稔之)