ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 温泉 | 甲信越 2018年10月16日
家庭でのシカ肉消費を推進する下伊那農業高校(飯田市鼎名古熊)アグリ研究班は今月から、飯田市川路の天龍峡温泉交流館「ご湯っくり」で月1回、同館食堂とコラボしたジビエメニューを提供する。生徒たちは「行くシカない!」と来館を呼び掛けている。
テーマは「そば×ジビエ」。通常メニューを基に、生徒が調理したシカ肉のカルパッチョを添えたり、かき揚げをシカ肉入り春巻きに替えたりして、ジビエのおいしさを伝える。今月は27日の予定で、コラボメニューを注文すると温泉の割引券をもらえる。
班長の2年米山ふみさん(17)は「シカ肉は脂肪分が少なくヘルシーで、鉄分が豊富」とPR。1年の大倉衣純(いずみ)さん(16)は「家でも簡単に作れる献立を心がけた」、2年の吉田香純(かずみ)さん(16)は「ジビエ目的でないお客さんにも知ってもらうチャンス」と意気込む。
両者のコラボは、ジビエ推進や地域活性化、人材育成を目的に始まり6年目。同館の指定管理者を務め、そばで地域おこしを図る「農耕百花」の担当者は「コラボのPR効果は計り知れず、生徒たちと卒業後も交流があるのがうれしい」と手応えをつかんでいた。
(石川才子)