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【三重】4県の歴史遺産巡り景品を 14市町カードラリー始まる

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 三重 | 文化 | 歴史  2018年10月18日

周遊イベントの専用ファイルと亀山市の歴まちカード=亀山市関町中町の関宿旅籠玉屋歴史資料館で

周遊イベントの専用ファイルと亀山市の歴まちカード=亀山市関町中町の関宿旅籠玉屋歴史資料館で

 東海4県の歴史遺産を訪れて景品を手に入れる周遊イベント「ぐる~り14都市!歴まちカードラリー」が17日から始まった。県内では亀山市、伊賀市、明和町が参加する。伝統の町並みを誇る自治体が広域でスクラムを組んで、観光客の増加や歴史遺産保護への関心の向上を狙う。

 14都市は、地域の歴史的な町並みや伝統を保存して後世に伝えていくことを促す「歴史まちづくり法」で国から認定を受けた名古屋市や岐阜市、亀山市など東海4県の市町。昨年10月から順次、各市町の象徴的な歴史スポットを紹介する「歴史まちづくりカード(歴まちカード)」を1万5000枚作製し、無料で配布してきた。

 周遊イベントは、それぞれの歴史遺産の認知度をより高めようと各市町と国土交通省中部地方整備局が主催する。歴まちカードの配布場所で専用フォルダを受け取り、各市町でカードを収集。全て集めるともらえる応募用紙を中部地方整備局に郵送すると、踏破賞として14市町に関連するプレゼントが手に入る。

 亀山市では江戸後期-明治時代の町並みが残る同市の関宿を山車が練る様子を収めた写真をカードにした。市によると、これまでに約1000枚を配った。市の担当者は周遊イベントについて「カードを収集する中で歴史に興味を持ったり、伝統に目を向けたりしてほしい」と期待した。

 イベントは2019年の8月31日まで。専用フォルダの配布はなくなり次第終了する。(問)中部地方整備局建政部計画管理課=052(953)8571

 (渡辺雄紀)