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【福井】JALで福井県特集 11月、機内食や雑誌など

ジャンル・エリア : グルメ | 乗り物 | 特産 | 福井  2018年10月31日

部谷さん(左)が監修した機内食の3種類のメニュー。セイコガニやふくいサーモン、若狭牛など県産食材がふんだんに使われている=あわら市舟津のグランディア芳泉で

部谷さん(左)が監修した機内食の3種類のメニュー。セイコガニやふくいサーモン、若狭牛など県産食材がふんだんに使われている=あわら市舟津のグランディア芳泉で

 日本航空(JAL)と県が11月の1カ月間、機内での食事や雑誌、ビデオなどを通じて福井をアピールする「新ジャパン・プロジェクト福井」に取り組む。同社は九州や東北など地域単位で国内を紹介する3カ月ごとのプロモーション活動を展開。10~12月は中部が対象で、静岡県に続いての登場となる。冬の味覚の王者・越前がに漁の解禁(11月6日)も追い風に、誘客拡大を目指す。

 大川順子副会長と西川一誠知事が29日、あわら市舟津のグランディア芳泉で共同会見を開いて発表した。機内食はグランディア芳泉総料理長の部谷(へや)保さん(49)が監修し、国内4路線のファーストクラスで夕食として提供。昼食が提供される便では茶菓子に県産品が採用され、あわら市特産のサツマイモ「とみつ金時」を使った村中甘泉堂(福井市)の新作パイや、羽二重餅を味わうことができる。

 機内誌は自然や文化など福井の魅力を掘り下げた特集記事を組む。英語版の表紙は坂井市の東尋坊で、北前船交易で栄えた3国の旧市街地や越前がにも写真を交えて大きく紹介する。

 機内食は10日ごとにメニューが変わるため、3種類を用意。主菜はふくいサーモンを地酒でふっくらと仕上げた若狭焼や、県産甘エビの唐揚げ、越のルビーのグラタンなど。ご飯には県が開発した新ブランド米「いちほまれ」を採用した。メニューの開発に当たった部谷さんは「海や山の幸が豊富で、食材を選ぶのに困ったほど」と明かした。

 大川副会長は「月間で機内誌は計300万人が目を通し、ファーストクラスの夕食では9000食を提供している。国内外に福井の魅力を発信したい」と説明。機内では、お笑いコンビ「パックンマックン」が越前町の漁港や越前がにニュージアムなどを巡る様子も放映される。西川知事は「あわら温泉は県内随一の温泉街。越前がにのシーズンにPRするインパクトは非常に大きいと考える」と、相乗効果を期待していた。

 (北原愛)