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【愛知】「陸王」の福沢監督、「映画業界で豊橋が有名に」

ジャンル・エリア : 愛知  2018年11月14日

「日本を支えるものづくりに関するドラマを撮り続けたい」と話す福沢さん=豊橋市内のホテルで

「日本を支えるものづくりに関するドラマを撮り続けたい」と話す福沢さん=豊橋市内のホテルで

 昨年、豊橋市内でマラソン大会のシーンを撮影した民放ドラマ「陸王」を手掛けた映画監督の福沢克雄さんが13日、豊橋市内のホテルで講演した。

 「映像に対する想い」と題してロケの思い出を振り返り、「今、映画業界で豊橋は有名になっている」と話した。福沢さんが演出を務め、トヨタ自動車の創業期をモデルにしたドラマ「リーダーズ」で県内の撮影場所を探したところ、豊橋が目に留まって縁が生まれたことを紹介。「豊橋には数々のロケでお世話になりながら作品内で名前が出せずに申し訳なく思っていた。そのため、陸王では全面的に豊橋を出した」と話した。

 陸王のロケについて「国道1号を規制し、4日間で2万人のエキストラ動員を実現したことで、業界では豊橋は有名」と説明。「今後もどのような形になるか分からないが、豊橋に恩返ししていきたい」と締めくくった。

 福沢さんはドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」など数々のヒット作品を手掛ける人気監督。講演会は豊橋商工会議所女性会の創立30周年を記念して開かれ、国松勝子会長は「ドラマは豊橋に大きな経済効果をもたらした。社会では女性の飛躍がますます重要になっており、30年間を土台としてさらなる一歩を踏み出したい」と話した。

 (五十幡将之)