ジャンル・エリア : 神社・仏閣 | 紅葉 | 近畿 2018年11月16日
湖南市観光協会は、天台宗の古刹(こさつ)である常楽寺、長寿寺、善水寺の国宝や重要文化財(重文)を同時公開し、紅葉を楽しんでもらう「国宝・湖南三山紅葉(もみじ)めぐり」を実施している。12月2日まで、善水寺で初めて取り組む夜間ライトアップなど、さまざまな催しを繰り広げる。
常楽寺では、境内を見下ろす散策道から、紅葉に彩られた国宝の本堂と三重塔の美しさを堪能できる。ヒノキの寄せ木造りの重文・二十八部衆立像も、見どころの一つという。
長寿寺は本堂が国宝に指定され、200メートルにわたる参道が紅葉のトンネルとなる。寺には、阿弥陀(あみだ)如来坐像(ざぞう)、釈迦(しゃか)如来坐像などの重文が安置されている。今月28日までは「お祭り広場」として、うどんなどの軽食や採れたて野菜、地酒の販売などがある。
本堂が国宝の善水寺は、鐘楼付近の木が「七色紅葉」と呼ばれる。鎌倉時代の荘厳な細工の十二神将も楽しめる。夜間ライトアップは今月25日までの午後5~8時(受け付けは4時半~7時半)で、夜間の拝観料は300円。本堂には入れない。
昼間の拝観時間は三山とも午前9時~午後4時で、拝観料は500円。三山で御朱印を受けられるオリジナル絵馬は、拝観料込みで2500円で授与している。
(問)湖南市観光協会=0748(71)2157
(築山栄太郎)