ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 芸術 2018年11月28日
芸術とテクノロジーを融合した映像作品で、近未来的な体験ができる「柳ケ瀬Gomyway Gallery 現代美術園」が、岐阜市柳ケ瀬通のオアシス柳ケ瀬ビル1階にオープンした。テーマは「映像の中で遊ぶ」。企画した2人は「不思議な空間を楽しんで」と来場を呼び掛けている。
林幹雄さん(54)、武藤満知子さん(54)の絵描きユニット「unCellule(アンセリュール)」が23日から運営。これまでは柳ケ瀬商店街の一角、岐阜高島屋南地区でギャラリー兼アトリエ雑貨店を開いていたが、来春着工予定の再開発事業のため移転した。2人は再開発事業のポスターの絵も手掛けている。
幅4.8メートル、高さ2.8メートルの2つの壁に、2人がコンピューターで作った映像をプロジェクターで流す。花火が次々と打ち上がったり、宇宙に飛んだり。映像だけでも楽しめるが、赤外線で人間の骨格を読み取る機器を備えており、入場者の身ぶりで映像を動かすことができる。
例えば紙飛行機を飛ばすように手を振ると、火の玉や折り鶴のようなキャラクターが飛ぶ。舞う落ち葉を両手で操ることもできる。訪れた子どもたちは不思議そうに画面を見つめ、夢中で映像を触ろうとした。
室内には2人の絵画のほか、タブレット端末で動かせる小さなボール型ロボットもあり、英語で「わが道を行く」と名付けた通りの個性あふれる展示内容。林さんは「僕らも実験的。いろいろ試していきたい。柳ケ瀬にさらに愛着を持って、今後も再開発事業に携わっていく」と思いを語る。
開園時間は平日午後3~8時。土日祝日は午前10時から。月曜日定休。入場料500円(小中学生は無料)。フリードリンク付き。平日の午前10時~午後2時半はレンタルスペースとしても使える。(問)林さん=090(3381)6821
(下條大樹)