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【富山】越中万葉 かるたで知る 高岡・万葉歴史館 体験コーナー設置

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 文化 | 歴史  2018年12月09日

越中万葉かるた体験コーナー=高岡市万葉歴史館で

越中万葉かるた体験コーナー=高岡市万葉歴史館で

 高岡市万葉歴史館は開催中の正月特別展「越中万葉かるたに親しもう」で、かるた取りを体験できるコーナーを設置した。同館所蔵のかるたや百人一首など15点も特別展示している。1月28日まで。

 越中万葉かるたは、万葉集全20巻4516首の中で、越中に関連する歌337首から選んだ100首を百人一首形式のかるたにしている。体験コーナーでは、取り札(下の句)が100枚並べてあり、読み札をパソコンでランダム再生して読み上げている。コーナーの入場無料のスペースにあり、誰でも気軽にかるたに参加できる。

 珍しい展示物では、県内の篆刻(てんこく)家100人が一人1首ずつ篆刻制作した作品「越中万葉百歌」の刻印材100個と100個の印影が並ぶ掛け軸を紹介している。

 万葉集の編さんに関わったとされる奈良時代の歌人大伴家持が詠んだ「新(あらた)しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事(よごと)」を書にした屏風(びょうぶ)、尾形光琳筆小倉百人一首(複製)、百人一首画などもある。

 同館の鈴木崇大研究員(41)は「体験コーナーでかるた取りをして、越中万葉に親しんでほしい」と話す。

 火曜、年末年始休館。入館料は高校生以上210円、中学生以下無料。 (武田寛史)