ジャンル・エリア : イベント | 愛知 2018年12月11日
今年大ヒットした映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(34)が8日夜、名古屋・栄の名古屋テレビ塔で開かれている新感覚ホラーイベントVR DIVE「ダムド・タワー ホスピタルサイト」(中日新聞社など主催)を体験した。上田監督は「今まで体験したVRの中で1番面白かった」と太鼓判を押した。
ダムド・タワーは専用のヘッドセットを着けることによって、体験者自身が高層ビル内の病院に搬送され、院内を巡る様子を映像の世界の中に入ったように体験することができる。
体験が始まると、上田監督は4メートル四方の会場内を歩き、何かから身を守るように手を上げたり、「うわー」と声を上げたり。驚き、しゃがみ込む場面もあった。
上田監督はVRの作品を手掛けたこともあるといい、「映画は外から世界を見るけど、VRはその世界に入るもの」と説明。「体を動かすので疑似体験が現実に近かった。すごくよく出来ている。怖かったけど、(ダムド・タワーの世界に)もう少しいたかった」と振り返った。
「カメラを止めるな!」は製作費300万円の低予算ながら、観客動員数は200万人を突破。タイトルを略した「カメ止め」は新語・流行語大賞の候補にも選ばれた。上田監督は五日にDVDとブルーレイが発売されたのを記念し、名古屋を訪れていた。
ダムド・タワーは24日まで。平日午後1~10時。土日祝日午前10時~午後10時。料金は1500円。12歳以下は利用不可。
(中山梓)