ジャンル・エリア : 甲信越 | 自然 2018年12月17日
冬の夜空を彩るふたご座流星群で最も活動が活発になる極大となった14日夜、上田市と長和町、松本市にまたがる美ケ原高原では、月が沈んだ午後11時ごろから多くの流れ星が見られた。
風の音と足音しか聞こえない雪面に立ち、見上げると四方八方にふぞろいなリズムで空を星が駆ける。長さや明るさはバラバラで、同じ残像の流れ星は1つもない。美ケ原高原ホテル山本小屋(長和町)に設置された温度計は氷点下12度前後。素肌の感覚は無くなり、吐く息で曇った眼鏡は凍り付いた。
写真撮影に訪れた横浜市港北区の会社員女性は「ゆっくりとした大きな流星や細かい星がきれい」とため息をついた。
来月4日には、3大流星群のしぶんぎ座流星群が極大を迎え、6日午前には部分日食と天体現象が続く。
(野村和宏)