ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 特産 | 石川 | 野菜 2019年01月15日
野菜、コメ…月1回販売
七尾市や中能登町の農家が農薬を使わない自然栽培で育てた野菜やコメを発信しようと、同市の総菜店経営者や生産者らが集い、食品を販売するマルシェ(市場)を始めた。初回が14日、市釶打(なたうち)農林漁家高齢者センター(中島町藤瀬)であり、自然栽培のもち米を使った餅つきをした。(松村真一郎)
自然栽培の野菜やコメを使った商品を提供する総菜店「ここーね」(相生町)店主の鍛治亨さん(34)や、七尾市で自然栽培をしている生産者たちが始めた。同市近辺では、自然栽培の良さを発信するイベントが少ないことから、珠洲市で開かれている自然栽培イベントを参考にして開いた。
初回には、企画した生産者や鍛治さんの知人ら30人が参加。子どもらが自然栽培で育てたもち米をつき、できたての餅を頬張った。会場には無農薬のコメや野菜のほか、豚汁や豆乳コロッケ、パウンドケーキも販売された。
今後は月1回開き、野菜やコメ、料理を販売していく予定という。鍛治さんは「いい野菜が作られているが、地元では意外と知られていない。定期的に開き、自然栽培の商品を買える機会を増やしたい」と話している。