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【静岡】本能寺の変、知る輝きも 焼身から復活の名刀展

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 歴史 | 静岡  2019年01月21日

天災や戦乱を乗り越え蘇った刀剣=三島市中田町の佐野美術館で

天災や戦乱を乗り越え蘇った刀剣=三島市中田町の佐野美術館で

 天災や戦乱を乗り越えた刀剣に焦点を当てた企画展「REBORN 蘇(よみがえ)る名刀」が2月24日まで、三島市中田町の佐野美術館で開かれている。

 展示しているのは、大坂城落城や明暦の大火、関東大震災などに巻き込まれ焼身(やきみ)となった後、焼き入れし直して輝きを取り戻した刀剣。足利家や豊臣秀吉らが所有したとされる国重要文化財「骨喰(ほねばみ)藤四郎」や本能寺の変で織田信長と運命をともにしたと伝わる「不動行光(ふどうゆきみつ)」など約50点が並び、来場者は美しい姿や刃文に見入っていた。

 深沢香奈広報グループ長は「焼身になっても大切に伝わっている刀があることを知ってもらい、日本刀の保存のあり方を考えるきっかけになれば」と話す。

 木曜休館。入館料は一般・大学生1000円、小中高校生500円。(問)佐野美術館=055(975)7278

(佐久間博康)