ジャンル・エリア : 神社・仏閣 | 自然 | 花 | 静岡 2019年01月31日
湖西市大知波(おおちば)の大神山八幡宮境内の早咲きのサクラ「大知波桜」が開花し、五分咲きを迎えている。2月半ばまで楽しめそう。午後5時半から10時までライトアップもされる。
大知波桜は、河津桜や熱海桜と同じカンザクラの1種で樹齢50年余。「大知波桜」と命名された4年前から地元の有志らが「大知波桜を守る会」をつくり、境内の原木の保護や枝分け、植樹に取り組む。受験期に咲くサクラとして縁起の良さも人気を呼んでいる。
今年は例年通りか早めの開花となった。道路側に伸びている枝を昨年切りそろえたため、花数が減ってはいるが花の付きはいいという。薄ピンク色の小さな花が枝先に5つほどまとまって咲き、メジロが蜜をなめて飛び回っていた。
守る会会長の寺脇精二さん(69)は「年々知られるようになり、楽しんでもらえてうれしい。原木を守りつつ市内に大知波桜を増やしたい」と話していた。市の補助金を得て写真入り解説板が設置される予定だ。
同神社は国道301号、多米峠入り口交差点を西進した北側にある。近くに道案内板が立てられている。
(野村由美子)