ジャンル・エリア : 三重 | 自然 | 花 2019年03月18日
約100年ぶりの新種の桜として昨年発表された「クマノザクラ」が、熊野市紀和町で開花し、見頃を迎えている。
紀伊半島南部の自然林に自生し、ヤマザクラよりも花の色が濃く、開花する時期が早い。紀和町内の入鹿温泉ホテル瀞流(せいりゅう)荘近くの斜面では、ほぼ満開の状態。ホテル従業員によると、8日ごろに開花し、ここ数日が見頃という。初めて見たという熊野市井戸町の女性(72)は「ずっと気になっていたので、見に来た。とてもきれい」と見入っていた。
クマノザクラは、国立研究開発法人森林研究・整備機構「森林総合研究所」の多摩森林科学園(東京)に所属する勝木俊雄チーム長らが発見した。
(木造康博)