【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【富山】あいの風観光列車 「1万3000尺物語」試乗会 自然と食のロマン 鉄道ファンを魅了

【富山】あいの風観光列車 「1万3000尺物語」試乗会 自然と食のロマン 鉄道ファンを魅了

ジャンル・エリア : グルメ | 乗り物 | 富山 | 鉄道  2019年03月22日

朝日で色づく立山連峰と富山湾が描かれた車両=富山駅で

朝日で色づく立山連峰と富山湾が描かれた車両=富山駅で

 21日に開かれた、あいの風とやま鉄道の初の観光列車「1万3000尺物語」の試乗会。立山連峰と富山湾から生まれる自然と食のロマンが、駆け付けた鉄道ファンを魅了した。

 午前11時前、富山駅のホームに列車が現れた。車両は1964年の製造だが、ラッピングが丁寧に施され、古さは感じない。ひみ里山杉がふんだんに使われた車内は明るく、木の香りが漂う。座席の幅は新幹線のグリーン車の1.5倍といい、ゆとりは十分だ。

 発車から数分後、車窓の視界が開け、立山連峰が姿を現した。距離が近く、曇り空でも雪を頂いた稜線(りょうせん)がくっきりと見える。列車は立山と並行するように走り、徐々に距離を縮めていく。反対側の車窓に目を移せば、波が打ち寄せる富山湾。同乗するガイドが常時解説してくれるため、名所は見逃さないで済む。

 「富山湾鮨コース」で提供されるすしは、職人が車内で握る。ネタには旬の地魚、シャリには富山米の新ブランド「富富富(ふふふ)」を使用。地酒はこの日は用意されず、乗客は氷見ハトムギ茶で乾杯して舌鼓を打った。

(上)料理を味わうファンクラブ会員=魚津駅で (下)地酒などが並ぶ厨房車両=富山駅で

(上)料理を味わうファンクラブ会員=魚津駅で (下)地酒などが並ぶ厨房車両=富山駅で

 あいの風の列車では初めてWi-Fiを備えた。担当者は「SNS(会員制交流サイト)への投稿で情報を広めてもらいたい。『インスタ映え』を意識して、料理は器まで見栄えにこだわりました」と明かした。

 長男と試乗したファンクラブ会員の会社員(42)=富山市石坂新=は「食事や景色が素晴らしい。停車駅での出迎えや車内アナウンスでも盛り上がり、退屈しなかった。1万円超えの料金は高いかと思っていたが、その価値はある」と納得の表情だった。

 電話で受け付け中の予約は、4、5月が5割ほど埋まっている。「4月からインターネット予約を始めたら、もっと増えるでしょう」と担当者。「年間乗車率は7割を達成したい」と力を込めた。(山本真士)

旅コラム
国内
海外