ジャンル・エリア : 福井 | 自然 | 花 2019年03月28日
国指定名勝の小浜市金屋の万徳寺庭園で、樹齢300年超の「五色ツバキ」が見頃を迎えている。
1677年に造営された庭園の中で、五色ツバキは最も古く植えられた樹木とされる。降雪に耐え、ゆっくりと育ったためか、高さ3メートルながら、幹を中心に直径5メートル以上の枝振り。赤、ピンク、白、赤と白の絞り模様など、さまざまな色の花を付けている。
田中寛孝名誉住職(83)によると、今年は19日に開花。暖冬だったためか、花の数も多いという。春は庭園が午前中に日陰に入るため、花は日当たりに応じて順に開花し、4月10日頃まで楽しめそうだ。田中住職は「庭園で春の訪れを感じてほしい」と話している。
(山谷柾裕)