ジャンル・エリア : まつり | イベント | 文化 | 石川 2019年04月03日
来月2日、羽咋神社に集結
新天皇の即位を祝おうと、羽咋市の羽咋神社で5月2日、奉祝祭が営まれ、氏子らの協力で、市内7町会と羽咋神社小獅子による獅子舞が奉納される。「はくい獅子舞保存活性化実行委員会」の一員で、市歴史民俗資料館学芸員の中野知幸さんによると、複数の市内町会の獅子舞が一堂に会することは近年なく、貴重な機会となる。(林修史)
羽咋神社氏子総代会などが主催する。奉納するのは、釜屋町、立開町、東川原町、的場町、中央町、御坊山町、本町の各青年団や保存会などと、羽咋神社小獅子。また、唐戸山神事太鼓保存会も太鼓の演奏で参加する。
市内の獅子舞は、各町会ごとに伝承され、町会間の交流は少ない。一方で、能登、加賀、越中の3系統が演じられる多様性があり、委員会が2月に獅子舞の企画展を開くなど、ここ数年は注目が高まっている。
委員会によれば、今回は羽咋神社、釜屋町、立開町は能登型、中央町と本町は加賀型、東川原町、的場町、御坊山町が越中型にそれぞれ分類される。
常任氏子総代の鎌口良和さん(65)は「若い人も見て、伝統を引き継ぎたいと思ってもらいたい。獅子舞文化の活性化につながれば」と願っている。
当日は、午後4時から奉祝祭典があり、同6時から獅子舞の奉納がある。