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【富山】「令和」チューリップでも祝福 砺波のフェアで来月

ジャンル・エリア : イベント | テーマパーク | 富山 |   2019年04月03日

2019となみチューリップフェアのポスター

2019となみチューリップフェアのポスター

 砺波市が22日から砺波チューリップ公園(同市花園町)で開く「2019となみチューリップフェア」で、新元号「令和」初日の5月1日に「令和」をテーマにしたディスプレーを披露する。夏野修市長が2日、定例記者会見で発表した。

 ディスプレーは、メインゲートの北門正面に設置するが、平成最後の30日夜に新元号を祝うデザインに切り替える。市花と緑と文化の財団が運営するチューリップ四季彩館が内容を検討中。「令和」が万葉集を出典としていることから、万葉集が関係するデザインになるとみられる。砺波市でチューリップが栽培された大正から始まり、昭和、平成の時代ごとに開発育成されたチューリップ品種を使い、時代の移り変わりを花で表現する。

 夏野市長は「10連休の前半と後半でイメージが変わるので両方に来てほしい。人出予想が難しいが、すべて休日対応にし、切れ目のないように来場してもらえるようにしたい。来場者の目標は30万人」とPRした。

 フェアでは県産チューリップ300品種300万本を展示。大花壇のデザインコンセプトは「魔法」。今年は新たに黄色が鮮やかな品種「黄小町」1700本で作るチューリップツリーを展示する。水上花壇には昨年に続き、高さ2メートルの展望デッキを設置する。四季彩館前の花壇「彩りガーデン」には県産チューリップを分類ごとに展示し、「おやゆび姫」をテーマに装飾する。雪の大谷をチューリップで見立てた人気の展示「花の大谷」もある。

 同館によると、開花を調整するため大花壇などを覆っている遮光ネットを外すのは暖冬の影響もあり、例年より遅い8日前後とみている。開幕初日は大花壇が3割、全体で4割の開花を目指す。フェアは5月5日まで。 (武田寛史)