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【愛知】二科会の大島さん個展 名古屋の今池で47作品

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 芸術  2019年04月08日

大作「たいら」など47点を出品した大島さん=名古屋市千種区今池1の5/Rホール&ギャラリーで

大作「たいら」など47点を出品した大島さん=名古屋市千種区今池1の5/Rホール&ギャラリーで

 二科会会員で一宮美術作家協会代表の大島信人さん(54)の個展が15日まで、名古屋市千種区今池一の5/Rホール&ギャラリーで開かれている。

 出展したのは横264センチ、縦162センチの大作2点をはじめ、昨年から今年にかけて制作した抽象作品47点。「たいら」と題した大作は、黄土色の大きなうねりが黒地のキャンバスを埋める。使用したのは、焼き物用の顔料を油に溶いた手製の油絵の具。通常の油絵の具と違って粘度が低く、そのため筆を速く走らせることができ、スピード感のあるうねりを表現している。

 大島さんは「自身の意識の奥を探って見えてくるものをつかみ取り、ドローイングのように描き上げた作品。平和を想起する平らかな田園風景、なだらかな丘陵地帯が思い浮かんだ」と解説した。

 併設展示として、大島さんと親交のある若手からベテランまで20人の作家による「Party2019」が開かれ、油彩、水彩、アクリル画73点を展示している。