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【滋賀】ほうじ茶味わいつくして 土山で11日、茶房オープン

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 近畿  2019年04月09日

新開発したパフェを手に「ほうじ茶の深い味わいを楽しんで」と話す吉永社長=甲賀市土山町大野の茶房「焙楽」で

新開発したパフェを手に「ほうじ茶の深い味わいを楽しんで」と話す吉永社長=甲賀市土山町大野の茶房「焙楽」で

 土山茶の加工販売店「近江茶 丸吉」(甲賀市土山町大野)に11日、茶房「焙楽(ほうらく)」がオープンする。ほうじ茶に特化した、全国でも唯一の喫茶という。

 国道1号に面した旧加工所を増床し、カウンター7席、テーブル20席を設置。地元土山の頓宮茶園の一番茶や、深蒸し、茎の部分のかりがねなど、10種類のほうじ茶から3種を選んで飲み比べられる。ほかにラテ、エスプレッソもある。

 名物として、焙(ほう)じ茶パフェ「焙楽(ほうらく)」を用意した。生地にほうじ茶を練り込んだどら焼きに、ジェラート、クリーム、あんなどほうじ茶づくし。水口産の白米と玄米を用いたポン菓子を敷き詰め、茶葉の鑑定に使う「拝見盆」をイメージした器に盛った。

 ほうじ茶を使ったチーズケーキ、トリュフ、フィナンシェ、ゆずクランチなども、従業員全員から意見を聞いて自社で開発した。主なターゲットは若い女性。マルヨシ近江茶の吉永健治社長(40)は「スイーツを入り口に、急須でお茶をいれる文化の衰退を食い止めたい。緑茶の苦手なお子さんにも楽しんでもらえたら」と話す。

 同社はかつて緑茶を中心に扱ってきたが、4年前に得意とするほうじ茶の専門店に転換した。来店客からスイーツの開発を望む声も多かったという。

 茶房の営業は午前10時~午後5時で、火曜定休。(問)丸吉=0748(67)1333

 (築山栄太郎)