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【静岡】浮世絵で知る「大井川越え」 島田市博物館

ジャンル・エリア : 文化 | 歴史 | 芸術 | 静岡  2019年04月12日

川越しをテーマにした浮世絵が並ぶ収蔵品展=島田市博物館で

川越しをテーマにした浮世絵が並ぶ収蔵品展=島田市博物館で

 葛飾北斎や歌川広重など40点

 大井川を渡る「川越し」をテーマにした浮世絵の収蔵品展が、島田市河原の市博物館で開かれている。創立90周年を迎える島田信用金庫との共同展で、博物館と信金が所蔵する計40点を展示している。5月26日まで。

 江戸時代、大井川は渡船と架橋が禁じられ、「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」といわれる東海道最大の難所だった。人力で川を渡る川越しの制度が整えられ、浮世絵の題材になった。

 葛飾北斎の富嶽三十六景シリーズの「東海道金谷ノ不二」は、大井川の荒波の中、肩に担がれて渡る旅人の姿を描いた。歌川広重の東海道シリーズや、当時の人気力士を登場させた作品もある。

 4月20日午後1時半から、浮世絵の版画体験会(参加費700円)がある。

 観覧料一般300円。中学生以下無料。月曜日休館(4月30日、5月6日開館、同7日休館)(問)市博物館=0547(37)1000

(古池康司)