ジャンル・エリア : まつり | イベント | テーマパーク | 展示 | 甲信越 | 花 2019年04月22日
県内初開催の花と緑の祭典「第36回全国都市緑化信州フェア 信州花フェスタ2019~北アルプスの贈りもの~」が、25日に始まる。松本、塩尻市にまたがる信州スカイパークをメイン会場に、6月16日までの53日間、花と緑に関する催しが中信4市の各地で行われる。国内最大級の催しの見どころを紹介する。
メイン会場は、県営松本空港を囲む信州スカイパーク(県松本平広域公園)の東側のエリア。公式行事や多彩な企画が予定されるやまびこドーム、15万株の花が咲き誇る大花壇「北アルプスと花の丘」など、見どころは多い。
なだらかな丘に広がる「北アルプスと花の丘」は、昨秋から2000人以上の市民や子どもたちが植え付けに参加。花壇のデザインは「信州の早春」で、パンジーやリナリアなどが花を咲かせている。県営松本空港の滑走路が目前にあり、タイミングが合えば、色鮮やかな飛行機と花々、北アルプスを一緒に見ることもできる。“インスタ映え”間違いなしの撮影ポイントだ。
やまびこドーム内では、プラントハンター・西畠清順さんによる信州産サボテンのインスタレーション(空間芸術)、劇団四季が実際の舞台で使用した舞台装置や小道具を鑑賞できる特別展、絵本画家いわさきちひろの作品を立体的に再現した企画展がある。いずれも入場無料。
やまびこドームの東側では、造園や園芸の専門家と高校生が技能を発信するガーデンショー「信州の庭」を開催。趣向を凝らした50の庭園を展示する。
花フェスタ実行委事務局の篠原槙介さん(33)は「残雪の北アルプスを背景に、厳しい冬を乗り越えた信州の春の魅力を楽しんでほしい」と話す。
(中津芳子)