ジャンル・エリア : その他 | 三重 | 展示 2019年04月24日
尾鷲市立天文科学館は大型連休に家族で楽しんでもらおうと、5月3~5日に、プラネタリウムや化石磨きなどの体験イベントを企画している。
3日はプラネタリウム体験。厚さ0.5ミリのA3判のボール紙に描かれた星に画びょうで穴を開け、折って五角形のドームを制作。それを持って、大人4人ほどが入れるプラスチック製ドームの中に入り、下からライトを当てると、即席のプラネタリウムを楽しめる。夏の大三角や北斗七星なども学べる。
4日は樹液の化石「コーパル」を磨く体験。琥珀(こはく)に似たコーパルは、100万年前のマダガスカル産を用意。好みのコーパルを選び、5種類の紙やすりを使って約30分間磨き、表面につやを出す。比較的軟らかいコーパルは星や滴など好みの形にも成形できる。
最終日の5日は化石発掘体験。館内で、砂の中に埋まったアンモナイトやサメの歯、水晶、アメシストなどを竹串で探す。
いずれも午前9時半~午後4時。参加費はプラネタリウム体験が50円で、そのほかは300円。別途、入館料が必要。定員はコーパル磨きのみ40人、それ以外は50人。いずれも申し込み不要で先着順。
3、4の両日の午後7~9時半には、超巨大ブラックホールの輪郭の撮影成功を記念した夜間観望も企画。レンズ口径が81センチある天体望遠鏡を使い、ブラックホールがある「おとめ座」のM87銀河を観察する。入館は午後9時まで。入館料は大人200円、中高生100円、小学生以下50円。
(木村汐里)