ジャンル・エリア : 山 | 福井 | 自然 2019年05月14日
日本百名山の一つ、大野市の荒島岳(1523メートル)が12日、山開きされた。神事で安全を祈願した後、登山者が新緑を楽しみながら山頂を目指した。
地元の愛好団体「荒島愛山会」が午前7時から、登山口に通じる同市西勝原の駐車場で「芽吹祭」と銘打って安全祈願祭を営んだ。坂本裕子会長(58)や石山志保市長ら関係者と登山者計100人ほどが出席。玉串をささげるなどして登山者の安全を祈願し、テープカットで山開きを祝った。
登山者らは新緑のブナ林やカタクリなど春の草花を眺めながら山道を歩き、360度のパノラマが広がる山頂では白山連峰の眺望を楽しんだり、記念撮影をしたりしていた。今の季節はギフチョウも楽しめるという。
坂本会長は「事故なく、気温に合った適度な服装で登山を楽しんでほしい」と話した。
(山内道朗)