ジャンル・エリア : 富山 | 水族館 | 生き物 2019年05月15日
魚津市の魚津水族館は15日から、小型のサメ「ナヌカザメ」を5年ぶりに展示する。3匹は同館のウマヅラハギ、ミズダコ、ババガレイと交換で愛知県碧南市の碧南海浜水族館から入手した。1匹は魚津沖で3月29日に捕獲された。(松本芳孝)
ナヌカザメは海から揚げても7日間は生き延びる強い生命力があるとの言い伝えから、命名されたという。外敵に襲われると、海水を飲んで体を膨らませる珍しい習性がある。
碧南から来た3匹はいずれも体長50~60センチ。魚津産の1匹は体長約40センチ。おとなしい性格で水槽底の砂地でじっとしていることが多い。
飼育員の泉拓朗さんは「碧南からの1匹は同じ水槽にいるカニにいじられ、かわいそうだったので展示水槽から引き揚げた。サメらしくない、かわいらしさを見てほしい」と話した。