ジャンル・エリア : 山 | 自然 | 近畿 2019年05月20日
長浜市木之本町の横山岳(1、132メートル)の山開き式が19日、麓の白谷登山口であった。シーズン到来を待ちわびた大勢の登山客が山頂を目指した。
式では地元の「杉野山の会」や市の関係者ら30人が登山客の安全を祈願。久保田誓(ちかお)会長はあいさつで「令和の時代も安全に登ってもらえるよう、登山道の点検や道しるべの確認に努めたい」と述べた。
登山客をもてなすコーナーが設けられ、地元の杉野中学校の生徒らが手作りのかき餅や軽食を販売。腹ごしらえをした登山客らは、軽い足取りで新緑の山へと入っていった。
横山岳は希少な高山植物やブナの原生林、落差25メートルの五銚子の滝などが見どころ。登山道は4つあり、メインの白谷本流コースは約6時間で往復できる。京阪神や北陸、東海地方を中心に年間約1万人が訪れている。
(渡辺大地)