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【岐阜】揖斐川・華厳寺も喜び 西国三十三所が日本遺産登録

ジャンル・エリア : まちおこし | 岐阜 | 神社・仏閣  2019年05月21日

西国三十三所観音巡礼の満願寺として多くの参拝者が訪れる谷汲山華厳寺の仁王門=揖斐川町谷汲徳積で

西国三十三所観音巡礼の満願寺として多くの参拝者が訪れる谷汲山華厳寺の仁王門=揖斐川町谷汲徳積で

 揖斐川町の谷汲山華厳寺を含む「西国三十三所観音巡礼」が20日、文化庁の日本遺産に認定された。PR活動に携わってきた町民からは、近年、低迷が続く観光客の呼び込みへの期待が高まる。

 西国三十三所の巡礼路は京都、大阪の2府と和歌山、兵庫、奈良、滋賀の4県と岐阜県にまたがる。第一番の和歌山県・青岸渡寺から、京都の清水寺(第十六番)、滋賀県の琵琶湖・竹生島の宝厳寺(第三十番)など名所を回る。最後の第三十三番で、岐阜県唯一の札所が谷汲山華厳寺だ。

 県内では、岐阜市(「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町)、高山市(飛騨匠(ひだのたくみ)の技・こころ)に続く3例目となる認定を目指し、揖斐川町は、自治会や寺の関係者らと「登録推進協議会」を設立。三十三札所の特産品を集めた物産展を開いたり、西国三十三所ののぼり旗を参道に立てたりした。華厳寺参道のマスコットキャラクター「いのりちゃん」も巡礼の旅の様子をフェイスブックで発信した。

 谷汲観光協会によると、華厳寺の参拝者数は10年前は100万人を超えていたが、近年は60万人を割り込んでいる。梅田正文会長(69)は「これを機に、できることを考えて観光客を呼び戻したい」と語る。

 本年度は東海環状自動車道の大野・神戸インターチェンジが開通し、関西からのアクセスが向上する。登録推進協議会長も務める富田和弘町長は「華厳寺を拠点に『岐阜のマチュピチュ』と呼ばれる天空の茶畑や、徳山ダムなどの観光をアピールし、周辺の市町にも観光ルートを広げたい」と話す。華厳寺の久保寺美好管長(72)も「昔ながらの寺の雰囲気を大切に残しながら、認定を寺の発展につなげていきたい」と語った。

 (山本拓海)

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