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【石川】メギス料理 食べまっし カニ、ノドグロに続く名物へ

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | グルメ | 石川  2019年05月22日

メギス料理を考案した金沢の料理人たち=金沢市西念で

メギス料理を考案した金沢の料理人たち=金沢市西念で

 金沢市内の飲食店で白身魚のメギスを使った料理を提供する「金沢おいしい海の幸フェア」が6月1日から始まるのを前に、試食会が21日、同市西念の市企業局ガスショールーム「ガスぽーと」で行われた。食の専門家たちをゲストに招き、考案した6人の料理人たちができたてを振る舞った。(堀井聡子)

 料理を考案したのは、酒と人情料理いたる本店、わ食場はす家金沢駅前店、近江町食処鮮彩えにし、近江町海鮮丼家ひら井いちば館店、割烹(かっぽう)むら井、金沢寿司(すし)割烹魚匠庵(ぎょしょうあん)。6月30日まで、各店舗が1品を提供する。

 料理は、昆布締めや丸ごとのフライ、すり身を使ったはす蒸しなど6品。メギスの淡泊な味わいを、さまざまな調理法で生かした。一級フードアナリストの雅珠香(あすか)さんら3人が試食し「身がふっくらしている」「観光客に丸のままのメギスを見せるのは良い」などとコメントした。

 メギスの梅春巻きを作ったいたる本店の石黒格(いたる)代表は「メギスは昔はよく食べられていたが、今は出す店も少ない。5、6月のメギスはやさしい甘さの脂が乗っておいしい」とアピールした。

 フェアは、魚食文化の発展のため市が3月に策定した「金沢で食する海の幸魅力向上計画」の一環。県内漁獲量が全国トップクラスであるメギスのブランド化に取り組んでいる。6月に続き、10月にも店舗数を拡大したフェアを開催する。

 市農業水産振興課の朝倉豊課長は「金沢にはカニやノドグロ以外にもおいしい魚があることを知ってほしい」と話した。