ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 岐阜 2019年05月24日
途上国の生産者と適正価格で取引する「フェアトレード」をPRする催し「フェアトレードデイ垂井」が26日午前10時~午後4時、垂井町の相川児童公園一帯で開かれる。主催するフェアトレードタウン垂井推進委員会の神田浩史会長は「買い物を通じて世界の人権や環境問題の解決に貢献できる」と来場を呼び掛ける。
テーマは「フェアトレードと地産地消のステキな出会い」。県内を中心に44の出店があり、間伐材や麻布を使った雑貨、服飾品の販売をはじめ、菓子やカレー、海外産のコーヒー、茶を提供する飲食ブース、無農薬野菜の直売などがある。バングラデシュの伝統刺しゅうやインド木版の体験もある。
ステージ企画として、インドで伝統刺しゅう製品を制作し、生産者側でフェアトレードに携わる非政府組織(NGO)「カラティマク手工芸自助財団」代表のラリさんが登壇し、現地女性の貧困支援におけるフェアトレードの重要性を紹介する。大垣北、大垣商業、不破の各高校や愛知県内の高校生による取り組み報告や音楽ライブ、ビンゴ大会もある。
推進委は町商工会やNPO法人などでつくり、町ぐるみでのフェアトレードの促進を目指す。催しは年1回開いて9回目で、昨年は8000人ほどが来場した。
神田会長は「フェアトレードは、最近は学校教育でも取り上げられ、若い人ほど関心が高い。フェアトレードが町のブランドになりつつあることを多くの人に知ってもらいたい」と期待する。(問)事務局(NPO法人泉京(せんと)・垂井)=0584(23)3010
(芝野享平)