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【滋賀】楽々園「御書院」を6月15日から特別公開 彦根城内の名勝

ジャンル・エリア : | 歴史 | 近畿  2019年05月28日

特別公開される楽々園の御書院内部=彦根市で

特別公開される楽々園の御書院内部=彦根市で

 彦根城内にある国の名勝玄宮楽々園「御書院」が6月15日から、特別公開される。23日午後5時まで。

 楽々園は、井伊家4代の直興が1677年から2年かけて建設した。歴代当主が隠居後の生活を送るための下屋敷として使われた。幕末の大老・井伊直弼の父にあたる井伊直中が引退する際には大規模な改築工事が行われ、9棟からなる楽々園となった。

 建物の老朽化が進んでいたことから、彦根市は2009年に改修工事に着手。特別公開される「御書院」は、解体修理を行い12年に完了した。柿葺の屋根に特徴があり、室内は「上之御間」「御次之間」など大小4室からなる。室内からは日本庭園を眺めることもできる。

 楽々園の工事は25年度の完了を目指し、今も作業が進められる。9棟のうち御書院を含む2棟を見学することができる。入場無料で会期中無休。事前申し込み不要。(問)市文化財課=0749(26)5833

 (大橋貴史)