ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術 2019年06月11日
建築士の傍ら、趣味で風景画を描く高井洋(よう)さん(58)=かほく市外日角=の「身近な風景スケッチ展-4」が、金沢市泉野出町の北陸銀行泉野支店で開かれている。見慣れた街の風景を切り取った19点を紹介している。28日まで。
高井さんは仕事で建物のイメージ図や完成予想図などを手掛けることが多い。作品はいずれも遠近法に基づく正確なスケッチに色付けした。細かく描き込んだ線は手描きし、それをパソコンに取り込んでペイントソフトで色を施している。
湯涌温泉や浅野川沿いの風景、しいのき迎賓館、鈴木大拙館といった建築物などを奥行き感のある構図で、水彩画のように爽やかに描いている。
個展は4度目で、高井さんは「特徴があるペンのタッチを見てほしい。何げない身近な風景の美しさに気付いてもらえれば」と話す。(本安幸則)