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【岐阜】白鳥・阿弥陀ケ滝で滝開き 落差60メートル

ジャンル・エリア : | 岐阜 | | 自然  2019年06月17日

雨の中、しぶきを上げて流れ落ちる阿弥陀ケ滝=郡上市白鳥町で

雨の中、しぶきを上げて流れ落ちる阿弥陀ケ滝=郡上市白鳥町で

 白山信仰の霊場として知られ、日本の滝百選にも入っている「阿弥陀(あみだ)ケ滝」(郡上市白鳥町前谷)で16日、滝開きがあった。

 滝の登り口にある案内所で法要が行われ、白鳥観光協会や前谷自治会の関係者らがシーズン中の安全を祈った。

 落差約60メートルの滝は雨のために流量を増し、冷たい水しぶきが散策路にまで飛んだ。訪れた観光客は激しい音を立てて流れ落ちる滝を眺め、雨の中で記念撮影をしていた。

 阿弥陀ケ滝は白山を開いた泰澄大師が養老6(722)年に発見したとされ、古くは白山に向かう修験者や登拝者でにぎわった。江戸時代後期には、葛飾北斎が諸国滝廻(めぐ)り八図の中で「木曽路の奥 阿弥陀ケ滝」と題して描いている。

 (中山道雄)