ジャンル・エリア : 富山 | 自然 2019年06月25日
富山市婦中町上轡田の県中央植物園の熱帯果樹室で「マカダミアナッツ」として知られるマカダミアの木が実をつけている。1本の木全体に実った状態で、同園でこれだけたくさんの実がなるのは6年ぶり。実が見られるのは全国の植物園でも珍しいという。
マカダミアはオーストラリア原産。マカダミアナッツはハワイで盛んに生産され、ナッツ入りのチョコレートはハワイの人気土産となっている。
現在、大きさ直径3センチほどの緑色の実が房状に木に実っている。種であるナッツを包む殻はとても硬く、専用の割る器具が必要だという。同園では1995年から栽培し、剪定(せんてい)方法などを改良することでたくさんの実の結実にこぎつけた。
担当者は「普段食べてはいても、実がなっているのを見られるのはなかなかない」と話している。 (柘原由紀)