ジャンル・エリア : グルメ | 石川 2019年06月28日
金沢市のビール製造会社「金澤ブルワリー」がショウガを使い、「ジンジャリカ」と名付けた発泡性アルコール飲料を7月から発売するのを前に27日、同社の鈴森由佳社長、藤田一郎会長が市役所を訪れ、山野之義市長に報告した。
ジンジャリカは、ショウガを使った「その他の醸造酒」に分類され、同社が初めて手掛けるビール以外のアルコール飲料という。
原料には、麦芽の代わりに米あめを使用。タンパク質の一種であるグルテンを含まないため小麦アレルギーの人や、「グルテンフリー」が注目されている欧米からの観光客をターゲットに販売。ほんのりした甘さとさわやかなショウガの風味で、女性からの評価も上々という。ラベルは、茶トラの猫を意味する「ジンジャーキャット」をモチーフにデザインした。
ショウガは、県内産の生産量が少ないため県外産を使っているが、今後は生産農家に働きかけるなどして県内産の使用も検討する。
1本330ミリリットルで、税別450円。7月1日から県内の百貨店、金沢駅構内の土産物店などで販売する。(本安幸則)