ジャンル・エリア : テーマパーク | 自然 | 花 | 静岡 2019年07月01日
「半夏生の里」きょう開園
森町鍛治島の「半夏生の里」で、自生するハンゲショウが見頃を迎え、開園を翌日に控えた30日、セレモニーが開かれた。地域住民や商工、観光関係者ら約50人が出席し、神事で安全を祈願した。天候にもよるが、7月下旬ごろまで楽しめるという。
ハンゲショウは水辺に生息するドクダミ科の多年草。暦の上の半夏生(夏至から11日目)のころに白い小さな花を咲かせ、葉の一部が白くなる。全国的に生育に適した土地が減少傾向にある中、鍛治島地区は県内で最大規模の群生地(約30アール)として知られる。
住民有志らでつくる「てんぽうの里 半夏生」(浦上正男代表、約20人)が2015年から、駐車場や案内看板、木道の整備などに取り組み、ポスターやマップなどを作製してPRに努めている。浦上代表は「生育は順調。多くの人に訪れていただき、地域の活性化につなげたい」と話した。
(土屋祐二)