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【静岡】浜松科学館 6日改装オープン

ジャンル・エリア : 展示 | 静岡  2019年07月02日

(上)体験型の展示を楽しむ児童たち (中)式典でテープカットする鈴木康友市長(左から3人目)ら (下)VRゴーグルを装着してスーパーカミオカンデの水槽内を体験する児童たち=いずれも浜松市中区の浜松科学館で

(上)体験型の展示を楽しむ児童たち (中)式典でテープカットする鈴木康友市長(左から3人目)ら (下)VRゴーグルを装着してスーパーカミオカンデの水槽内を体験する児童たち=いずれも浜松市中区の浜松科学館で

◆小学生らと記念式典

 大規模改装を終えて6日に再オープンする浜松科学館(浜松市中区北寺島町)は1日、近隣の小学生を集めて記念式典を開いた。式典では、VR(仮想現実)など最新技術を活用した展示や、投影機を発光ダイオード(LED)式に切り替えたプラネタリウムなどがお披露目された。

 同館の大規模改装は1986(昭和61)年のオープン以来初めてで、工事のため昨年4月から休館していた。

 体験型に重点を置き一新し、100以上の展示を「音」「光」「力」「宇宙」「自然」「新技術」の6つのテーマに分けた。

 宇宙ゾーンでは、VRゴーグルを装着することで、岐阜県飛騨市にある素粒子ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」の水槽に潜り、ニュートリノの光る瞬間が体感できる。同展示を体験した双葉小の6年男子児童(11)は「水の中にいる感じがめちゃくちゃ本物っぽかった」と話した。

 音ゾーンの目玉は、4人でリズムに合わせて楽器を演奏するゲーム「アクティブサウンドライブ」。メロディーとコード、リズム、ベースで好きな楽器を選択し、ジェスチャーに反応して音楽を奏でる。

 プラネタリウムでは投影機の光源をLED化し、スクリーンも張り替えることで星空がより鮮やかに、精細に映し出されるようになった。

 地元企業11社と1大学による最新技術の出展もある。ヤマハは、ビーズや布を使って効果音を作れるスタジオを設けた。

 式典で同館名誉館長で2014年にノーベル物理学賞を受けた天野浩さん=同市中区出身=は「サイエンスの楽しさと奥深さを堪能してください」とビデオメッセージを寄せた。

 常設展の入場料は一般600円、高校生300円、中学生以下無料。

(松島京太)