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【富山】水みくじ 涼やか 射水神社、授与始まる

ジャンル・エリア : 富山 | 神社・仏閣  2019年07月03日

境内の井戸水に浸すと文字が浮かび出るおみくじ「水みくじ」=射水神社で

境内の井戸水に浸すと文字が浮かび出るおみくじ「水みくじ」=射水神社で

 射水神社(高岡市古城)は、檜樽(ひのきだる)に張った境内の井戸水に浮かべると占いの文字が浮かび出る夏限定のおみくじ「水みくじ」の授与を始めた。8月末まで。

 おみくじは一般向けとピンクの模様の女性向けの2種類。水に浸すと、大吉や小吉などの吉凶と「金運」「恋愛」「健康」など運勢の文章が浮き上がる。

 同神社は御社名に由来し、水との関連が深いことから水占いを企画した。万葉集を編さんしたとされる奈良時代の歌人で越中国守として伏木の地に赴任した大伴家持が能登で詠んだ歌「妹に逢(あ)はず 久しくなりぬ 饒石川(にぎしかわ) 清き瀬ごとに 水占延(みなうらは)へてな」の中にも「水占」が登場する。古くから水の流れや、水に入れたモミや豆などの浮き沈み、縄の流れ方などで吉凶を占った。京都市の貴船神社の水占いのおみくじが有名。

 巫女(みこ)の川口菜摘さん(25)は「若い女性にお参りしていただき、水みくじで涼しさを感じてほしい」と話す。

 水みくじは授与所で1回、初穂料200円で受けることができる。 (武田寛史)