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【石川】あすから宿泊型イベント ドローン 増穂浦で操縦を

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 石川  2019年07月05日

増穂浦海岸を背にドローンを飛ばす中町利之さん(左)と高沢千絵さん=志賀町相神で

増穂浦海岸を背にドローンを飛ばす中町利之さん(左)と高沢千絵さん=志賀町相神で

初心者歓迎、空撮も伝授

 志賀町の増穂浦海岸で小型無人機ドローンの操縦を思う存分楽しもう-。そんな宿泊型イベント「どろキャン」が6、7の両日、同町相神の能登リゾートエリア増穂浦を舞台に開かれる。企画した愛好家団体「羽咋ドローンズ」の中町利之代表は「ドローンの楽しさや増穂浦の魅力を知ってもらいたい」と話している。(榊原大騎)

 リゾートエリアに勤める町地域おこし協力隊の高沢千絵さんが「海岸がきれいなのでドローンで撮影してみたい」と働き掛けて実現した。ドローン飛行は都市部を中心に規制が強まる一方、増穂浦一帯はそれが緩いため優位性が高い。ただ、海水浴客への配慮など一定のルール作りは欠かせず、イベント実践によって今後につなげたい考えだ。

 泊まりがけでのイベントは羽咋ドローンズとしても初めて。大型ケビンでの1泊2日、または6日のみの日帰りで参加できる。各自が持ち込んだドローンを屋外で飛ばすだけでなく、初心者にはおもちゃのドローンを使って室内で操縦を学んでもらう。初日の夕方はバーベキュー、夜は空撮のこつを伝授するワークショップを予定している。

 こうしたイベントを繰り返すことで利用者のマナー向上につなげ、都市部よりも有利な地方の環境をアピールする狙い。さらに、中町さんは災害時や捜索活動などでドローンを生かせると考えており、パイロット(操縦者)人口を増やすのも今後の目標だ。

 中町さんは「例えば津波の状況や地震の被害を確認するのに、身近に運転できる人がいればすぐに行動できる。地域密着型のパイロットを育てたい」と強調。増穂浦海岸について高沢さんは「サクラガイ拾いや海水浴以外にあまり活用されていないと思っていた。自分でも操縦できるようにしたい」と意気込んでいる。

 屋外で飛ばせるかどうかの判断基準は風速5メートル。イベントは6日正午から。宿泊は1人5000円。日帰りは1人1000円(小学生以下無料)。詳細はフェイスブックページ(「どろキャン」で検索)。