ジャンル・エリア : グルメ | 果物 | 石川 2019年07月31日
かほく市高松産のデラウェア「高松ぶどう」を使い、七尾市出身の著名パティシエ辻口博啓さんが考案したゼリーが完成し、津幡町舟橋のJA石川かほくで30日、関係者が試食した。今年の栽培100周年を記念し、高松ぶどう生産組合とJA石川かほくが辻口さんにスイーツ作りを依頼していた。
辻口さんが県内で展開する洋菓子店「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」のパティシエ藤井幸治さんによると、ピンクのチョコレートムースの上に高松ぶどうのリキュールと生のデラウェアで作ったゼリーがのっている。ゼリーには能登ワイン(穴水町)の赤ワインも加わり、キリッとした味わいに仕上がっている。アルコール分は抜けており、子どもも食べられる。
藤井さんは「辻口もこのブドウのリキュールの香りを絶賛していた」と説明。試食した生産組合の大田昇組合長は「チョコのムースと混ぜて食べると、生のブドウとはまた違った味わいがある」と満足そうに話した。
8月末まで、同洋菓子店の金沢店(県立美術館内)と和倉店(七尾市)で販売している。1個620円(税別)。ブドウの収穫時期に合わせて来年も販売する予定。(島崎勝弘)