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【石川】自然栽培ニンニク チップなどに加工 中能登の障害者施設 販売

ジャンル・エリア : グルメ | 石川 | 野菜  2019年08月21日

販売を始めた乾燥チップと黒ニンニク=中能登町良川で

販売を始めた乾燥チップと黒ニンニク=中能登町良川で

 農業を通した障害者の自立支援に取り組む中能登町良川の障害者支援施設つばさは、同町井田で農薬と肥料を使わずに育てたニンニク「いだっ娘(こ)にんにく」を材料にした加工品2種類の販売を始めた。

 商品化したのは、うま味を凝縮した乾燥チップと抗酸化作用を高めた黒ニンニク。施設利用者が皮をむいたニンニクを乾燥させたり高温で保存したりして完成させた。乾燥チップ(40グラム)は450円、黒ニンニク(50グラム)は600円。同町井田の道の駅「織姫(おりひめ)の里なかのと」と、七尾市矢田新町のJA能登わかば本店で8月初旬から販売している。

 加工品にすることで付加価値を上げたほか、皮をむきすぎるなどして規格外品になったニンニクを再利用する狙いもある。

 施設職員の今井宏晃さんは、「純中能登産の健康的なニンニクを食べてほしい」と呼び掛けている。今後は町内の養蜂家が作ったハチミツに漬けた新商品も開発する方針。(中川紘希)