ジャンル・エリア : 城 | 富山 | 歴史 2019年08月21日
砺波市教委は、国史跡「増山城跡」(同市増山)の散策用にスマートフォン向けの拡張現実(AR)アプリ「城ポジ 増山城-謙信の秘刀」を作り、配信を始めた。現地を歩くと、画面上に復元した戦国時代の増山城を忍者が歩き、位置を確認できるほか、アクションポイントではゲームやクイズに挑戦できる。(山森保)
忍者が歩き 位置確認
増山城は山城で、近年は来訪者が増えているが、二の丸跡を訪れただけで帰ってしまう人が少なくない。アプリで増山城跡に親しみ、滞在時間を長くしてもらおうと、横浜市の企業に製作を委託した。
人気アプリ「ポケモンGO」にも使われているAR技術により、「二の丸」や「安室(あじち)屋敷」など戦国時代の増山城を歩き回る感覚が楽しめる。アクションポイントは6カ所あり、ゲームやクイズをすべてクリアすると、シリアル番号が表示され、市埋蔵文化財センターで特製ステッカーがもらえる。
アプリは「App Store」などから無料でダウンロードできる。市教委の担当者は「親子で楽しめる。スマホを手にじっくり散策してほしい」と話している。