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【富山】ガラス美術館に研究所生の力作

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術  2019年08月23日

自作のガラス作品について説明する富山ガラス造形研究所の生徒たち=富山市ガラス美術館で

自作のガラス作品について説明する富山ガラス造形研究所の生徒たち=富山市ガラス美術館で

 富山ガラス造形研究所の生徒による合同展「Naked」が富山市ガラス美術館で開かれている。26日まで。造形科の2年生9人が、丹精して作ったガラス作品が並ぶ。

 同研究所では、10代から社会人まで全国各地から集まった生徒が学んでいる。展示は2年生が熱を使わず研磨やカットでガラスを加工する「コールドワーク」の技法を駆使して、Naked(裸をテーマに制作した作品)を一堂に集めた。

 21日、オープントークが開かれ、9人が作品に込めた意味などを紹介した。渡辺愛さん(34)は「寝ているときや休んでいるときに人間の本質が現れる」と考え、足を組む人間の下半身を脚にしたテーブルと、実際に座れるガラスの椅子を置いて展示した。渡辺さんは「機能性がある工芸品とアートを合わせて、身の回りに存在する作品があればいいなと思った」と話していた。

 午前10時~午後6時半。入場無料。9月5~12日は残りの2年生6人のキルンクラス展が同市二口町のギャラリー「マイルストーンアートワークス」で開かれる。(柘原由紀)