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【富山】動物 独特のタッチで描く 大島絵本館 あべ弘士さん原画展

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術  2019年08月28日

クマを描いた力強い絵(左)などの原画が並ぶ会場=射水市鳥取で

クマを描いた力強い絵(左)などの原画が並ぶ会場=射水市鳥取で

 絵本作家のあべ弘士さん=北海道旭川市=による絵本原画展が射水市大島絵本館で開かれている。動物などを描いた2作品の計45点が並ぶ。9月19日まで。

 あべさんは旭山動物園で25年間飼育係を務めた経験がある。独特のタッチで動物などを描き、「あらしのよるに」(講談社)の絵などを手掛けた。原画展では「クマと少年」(ブロンズ新社)と「ねこのおいしゃさん」(そうえん社)を展示した。

 「クマと少年」は兄弟のように育てられたアイヌ民族の少年とクマの物語。迫力あるクマの様子を力強く描いた。登場するクマと写真が撮れるコーナーもある。

 「ねこのおいしゃさん」は虹色のひげを持つ猫のお医者さんがどんな病気も気合で治す話。かわいらしい絵で小さな子どもも楽しめる。原画展に合わせ、あべさんの絵本約50点も並べた。カフェでは特別メニューも用意している。入館料は大人600円、高校生300円、小中学生100円。月曜休館、9月3日は資料整理日のため休み。 (小寺香菜子)