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【滋賀】草津の29飲食店、野菜たっぷり「ベジランチ」 市がマップ作成

ジャンル・エリア : グルメ | 近畿 | 野菜  2019年09月02日

市が作成したベジランチマップ=草津市役所で

市が作成したベジランチマップ=草津市役所で

 不足している野菜の摂取量を増やそうと、草津市では15日から、市内の29の飲食店で、野菜たっぷりのランチメニューを提供する「ベジランチ」のキャンペーンを始める。大ぶりの野菜がごろっと乗った窯焼きピザなど、彩り豊かなメニューを味わえる。11月30日まで。

 2015年時点の同市民の1日の平均野菜摂取量は約270グラムで、県平均の283グラム、国平均の294グラムを下回っている。特に、40代の働き盛り世代の摂取量が低いという。このため、市が市民の野菜摂取量の増加を目指し、「ベジランチ」キャンペーンを考案して、市内の飲食店に参加を呼び掛けた。

 多くの参加店が、ベジランチに合わせて新メニューを創作。300グラムのニンジンをオレンジ風味に味付けしたサンドイッチなど、写真を撮っても楽しめるメニューや、地元野菜を使ったランチコースなど、趣向を凝らした多彩なラインアップが出来上がった。

 市は1日350グラムの野菜を摂取するよう、目標を掲げている。ベジランチ対象メニューは、この目標に基づき、1食分あたり野菜120グラム以上を使うこととした。参加店の場所と対象メニューの写真は、市が作成した「ベジランチマップ」で確認できる。一部の店では、マップを持参すると割引などのサービスを受けられ特典もある。マップは9月上旬から、市内の公共施設や参加店で配布する。

 同市の担当者は「何度も試作を重ねて、野菜ごとに調理法を変えるなど、手の込んだ料理を作っていただいた。味でも見た目でも、楽しめる」と太鼓判を押している。

 (岡屋京佑)