ジャンル・エリア : 岐阜 | 文化 | 神社・仏閣 2019年09月03日
◆「モネの池」の判 板取・根道神社
名もなき池(通称モネの池)の隣にある関市板取の根道神社で、池にちなんだ御朱印が参拝者の人気を集めている。元日を除く毎月1日に営む「月次祭(つきなみさい)」の午前限定で用意する。
消防職員を定年退職後に神職の資格を取得し、3年前から宮司を務める長屋幹男さん(66)が今年5月に始めた。
池の名物スイレンとハート模様のコイのスタンプが押され、300円。季節に合わせたスタンプが付くことも。多い月には午前9時から正午までの3時間で、100人近くに授与することがあるという。
午前9時より前に参拝すれば、月次祭の儀式にも参加できる。長屋さんは「池を訪れる観光客の記念だけでなく、神社という場や神事に親しんでもらうきっかけにしたい」と話した。
◆鬼の姿、元三大師 関善光寺
関善光寺(関市西日吉町)では今月から、毎月3日限定で「元三大師」の御朱印を用意する。
元三大師は平安時代中期の天台宗の座主で、命日が1月3日だったことから名付けられた。鬼の姿で祈って京都で流行する病を治めたとされ、信仰の対象となっている。
御朱印には元三大師の4文字と、鬼の姿の判が押される。天台宗の同寺では毎月3日に元三大師を供養しており、お札は配布されていたが、参拝者から「御朱印もほしい」との要望があった。
300円。佐藤舜海住職(44)は「県内で天台宗の寺院は珍しい。参拝記念にいかが」と呼び掛けた。
(鈴木太郎)