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【滋賀】食欲の秋 おいしい湖国、発見

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 近畿  2019年09月13日

れすとらん松喜屋本店で提供を始めた「緋色御膳」=県庁で

れすとらん松喜屋本店で提供を始めた「緋色御膳」=県庁で

◆近江牛の「緋色御膳」 大津の松喜屋本店

 近江牛専門店の「れすとらん松喜屋本店」(大津市)が、甲賀市信楽町を舞台にしたNHK連続テレビ小説「スカーレット」が今月末から放映されるのに合わせ、近江牛や県産野菜を味わえるランチメニュー「緋色(ひいろ)御膳」の提供を、今月から始めた。来年3月31日まで続ける。

 スカーレットは、英語で緋色を意味する。陶芸では焼成の際に“理想”とされる色であることから、滋賀の“理想”の料理を演出。近江牛を使った牛鍋やステーキ、野菜のサラダや果物のデザートなどに全て県産の食材を使用。器も信楽焼を使っている。

 牛肉の質によって、5000~1万円(税別)の3つのコースを設定。野菜や果物は、季節によって食材が変わる。松喜屋の松本弘誠シェフ(48)は「さまざまなメニューを楽しめる、ぜいたくなコースになっている」と話した。

 17、25日には、栗東市のワイナリーで収穫体験をしたり、緋色御膳とワインを楽しめるツアーも催す。ツアーの料金は、税別で1万円。

 ランチやツアーの予約は、松喜屋本店のホームページ、または電話でできる。(問)同店=077(534)2901

 (柳昂介)

◆サラダパン味ポテチ カルビーが木之本名物を再現

「ポテトチップスサラダパン味」をPRする(左から)西村専務や三日月知事ら=県公館で

「ポテトチップスサラダパン味」をPRする(左から)西村専務や三日月知事ら=県公館で

 カルビーは23日、長浜市木之本町にあるパン屋「つるやパン」の名物「サラダパン」の味わいを再現した「ポテトチップス サラダパン味」を発売する。滋賀の味としては「鮒(ふな)ずし味」「近江牛ステーキ味」に続く第3弾で、近畿2府4県で購入できる。

 1袋55グラムで130円前後を想定。サラダパンは、マヨネーズであえた刻みたくあん漬けを、コッペパンで挟んだもの。1951(昭和26)年に創業した老舗・つるやパンの人気商品で、地元で昔から愛されている。カルビーは2017年度から全国で、ご当地の味をポテトチップスで再現している。インターネットで滋賀の味を募集し、近江ちゃんぽん味やバウムクーヘン味などのアイデアの中から選んだ。味はつるやパンが監修し、パッケージは同社の専属デザイナーが考案した。たくあんとマヨネーズのバランスや、ほんのり甘いパンの味が残るように、こだわったという。

 12日に県公館で試食した三日月大造知事は「たくあんのおいしい味と、パンを食べた感じも醸し出ている」と絶賛。サラダパン考案者の孫にあたる、つるやパンの西村豊弘専務(40)は「皆さんがどんな感想を持つか楽しみ。本物を滋賀に食べに来てほしい」とPRした。

 (堀尾法道)