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【富山】二口善雄氏の精密植物画 県中央植物園で特別展

ジャンル・エリア : テーマパーク | 富山 | 展示 | 自然 | 芸術  2019年09月17日

精密に描かれた植物画=富山市の県中央植物園で

精密に描かれた植物画=富山市の県中央植物園で

 昭和期に活躍した植物画家、二口善雄氏(1900~97年)の植物画の特別展が富山市の県中央植物園で開かれている。10月14日まで。

 二口氏は50~70年代にかけて、小学校の教科書や図鑑向けに多数の植物を描いた。中央植物園の初代館長が二口氏と親交があったことから、95年に二口氏から1700点が県に寄贈された。特別展では教科書などに掲載された原画を中心に、タチアオイやシロツメクサ、ツバキなど茎や葉の部分まで精緻に描いた計120点が並ぶ。

 山下寿之栽培展示課長は「現代の植物画では見られない、植物本来の生命力が感じ取れる。晩年まで筆を執り続けた生涯も知ってほしい」と話した。