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【富山】高岡金工 明治の超絶技巧 東京国立博物館所蔵品 市美術館 きょうから展示

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 工芸品 | 芸術  2019年09月20日

目玉展示の「頼光大江山入図大花瓶」=高岡市美術館で

目玉展示の「頼光大江山入図大花瓶」=高岡市美術館で

 東京国立博物館が所蔵する明治時代の金工の名品32点などを紹介する高岡市美術館の企画展「明治金工の威風-高岡の名品、同時代の名工」が20日から始まる。開会式が19日、市美術館であった。会期は10月20日まで。(武田寛史)

 東京国立博物館の収蔵品貸与促進事業の一環。文化財活用センター(東京都)の協力で21~50点の所蔵品を一挙に貸し出す本年度の大規模貸与事業。逸品102点が勢ぞろいし、名工の超絶技巧の世界を堪能できる。市美術館開館25周年と市制施行130周年の記念事業。

 目玉は1873(明治6)年のウィーン万国博覧会に出展され、博物館で常設されている高岡の名工・横山弥左衛門(1845~1903年)の「頼光大江山入図(らいこうおおえやまいりず)大花瓶」。重要文化財に指定されている鈴木長吉(1848~1919年、埼玉県出身)の「鷲(わし)置物」と下絵(東京芸術大所蔵)も見どころの1つ。鷲の羽根一枚一枚を表現した精緻さが特徴。

展示の中で唯一、写真撮影ができる「岩上双虎置物」=高岡市美術館で

展示の中で唯一、写真撮影ができる「岩上双虎置物」=高岡市美術館で

 鈴木の作品で1900年のパリ万国博覧会に出展された「岩上双虎(がんじょうそうこ)置物」は展示の中で唯一、写真撮影が可能。パーツを組み合わせて胴や足、爪、口などを動かすことができる「自在龍(じざいりゅう)置物」や犬の愛らしさを表した「狆(ちん)置物」なども面白い。市美術館の竹内唯学芸員(30)は「実物を前にして、高岡金工の名品の技巧に驚いてください」と来場を呼び掛けている。

 開会式では旭充・文化財活用センター長らがテープカット。市美術館の村上隆館長(66)は「見れば見るほど素晴らしい。明治の技術と造形を見て、高岡の金工の本質を見極め、次の高岡銅器につながれば」と話している。

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